赤穂市ではかんきつが傾斜地で栽培され、栽培管理（特に防除と収穫・運搬作業）に多くの労力が必要となっています。そこで、ドローンによる防除作業の省力化を検討するため、９月26日に赤穂市のかんきつ園において赤穂柑橘部会と光都農業改良普及センターが連携してドローンによる散布作業の実証を行いました。

薬液30Ｌ搭載可能な大型ドローンを使用し、２園（面積計22ａ）で薬量10Ｌ/10ａを基準に散布作業を行ったところ、散布作業にかかる時間は７分/10ａとなり、短時間で散布できることが確認できました。また、散布薬量もほぼ設定どおりとなりました。

こうして、散布薬量が少ないため準備や片付けが短時間でできることや、ホースを引きながら作業を行う必要がないので、従来の動力噴霧機による散布に比べ、かなりの省力化、軽労化につながることが実証できました。

ドローン防除について説明

傾斜地のかんきつ園を防除