令和6年8月22日(木)にJA兵庫西佐用営農生活センター会議室で、スマート技術に興味のある農業者および関係機関を対象としたスマート農業技術実演会が開催され、23名の参加がありました。
西播磨県民局では光都農林振興事務所を事務局として、西播磨地域7市町、JA兵庫西、農林振興事務所、土地改良センター、農業改良普及センターから構成される西播磨スマート農業推進協議会が活動を行っています。今年度は、栽培管理システム「ザルビオ」(以下ザルビオ)とデータ連係した農業用ドローン(以下ドローン)による防除実演会を実施しました。
はじめに、ザルビオについて、全農から説明がありました。特徴として、従来の栽培管理支援システムでは農作業の記録のみとなっていましたが、ザルビオでは農作業記録と衛星データから作物の生育予測が可能です。
次に、ドローン販売と作業受託を行う株式会社エアーアシストジャパンの代表取締役からドローンの活用と課題について説明がありました。ドローンでできる農作業の幅が広がっている一方で、ドローン自体の更新が早く、高額な機械であるため、導入時には費用対効果を十分検討する必要があるとのことでした。 最後に、近隣の水稲ほ場で病害虫防除の実演を行いました。参加した農業者はドローンの作業手順や操作感に興味を示した様子で、積極的な質問が飛び交っていました。