淡路市果樹協会は、かんきつやいちじく、びわ等の生産者151名で構成され、研修会や視察研修、品評会等を通して会員相互の研鑽に励んでいます。
果樹園地は、急傾斜地が多く、樹高が高いため動力噴霧器等での防除に多大な労力を要し、高齢化した生産者には、防除作業が大きな負担になっています。
そこで今年度、同果樹協会では、新たな技術を見て体感する目的で、樹種や地形条件の異なる3園地で、計3回ドローン防除実演会の開催を計画しています。
地元でドローンを多数所有し、樹木での防除技術を持ち合わせている造園業者(以下、ドローン業者)との繋がりができたことから、今回実演会を開催する運びとなりました。
5月24日(金)に、果樹協会の事務局である淡路市役所と北淡路農業改良普及センター、JA淡路日の出、ドローン業者が集まり、各実演会場の下見を行いました。ドローン業者は、何度も園地に足を運び、測量用ドローンを飛ばして、飛行計画を検討しています。
樹園地の遙か上空を飛行する測量用ドローンを見て、立ち会った園主は、「特に夏場の散布が暑くてしんどい」「山の中を動力噴霧器のホースをさばきながら防除するのが大変、これでやってくれたら楽や」と期待を膨らませていました。