稲美町の法人営農組織が、所有するドローンで空撮した水田の画像から、田植機の故障を発見しました。
稲美町では水稲栽培でスクミリンゴガイの被害が増加しており、その対策に、加古川農業改良普及センターと当該法人営農組織が取組んでいます。令和5年は、浅水管理とその後の除草対策を行い、スクミリンゴガイの被害状況を把握するため、所有しているドローンで空撮し記録していました。このデータを確認したところ、スクミリンゴガイの被害とは異なる欠株に気づき、普及センターとともに原因を探りました。
欠株は一定の規則性(32株ごとに2~3株の欠株)があることから、田植機が苗の掻き取り時に苗マットのズレの影響で爪が空振りしていることが判りました。
畦畔からの観察では気づかないことが、ドローンの空撮によって気づくことができることは、ドローン空撮のメリットのひとつと認識できました。
ドローン撮影でわかった欠株