「農業WEEK2025」と「アグリビジネス創出フェア2025」では、スマート農業が“開発段階”から“実装段階”へと移行していることを強く感じさせる展示が数多く見られました。
ここでは、その注目ポイントをご紹介します。
■ 農業WEEK2025 令和7年10月1〜3日
① 屋外実演「タッチ&トライ」
運搬ロボットや電動車両が実際に稼働する屋外展示が行われ、来場者は操作性や走行性能を体感できました。
② ラジコン草刈機の増加と価格多様化
海外メーカー、とくに中国製の廉価モデルの出店が目立ちました。また、国内メーカーでもトヨタ自動車株式会社など新規参入のラジコン草刈機の展示もありました。
価格帯の広がりにより選択肢は増えましたが、安全性や故障時のサポート体制を含めた総合的な比較が重要になると感じられました。
③ 後付け型自動操舵システムの存在感
既存のトラクタや田植え機に取り付け可能な自動操舵システムが大きな展示面積を占めていました。
新規に大型機械を購入する必要がなく、軽労化できる点が評価され、国内外メーカーの日本市場参入も進んでいます。
■ アグリビジネス創出フェア2025 令和7年11月26〜28日
スタートアップや大学、公設試験研究機関など、多様な主体が出展していました。
スマート農業分野では、
- 資材散布ロボット
- 自律型除草ロボット
- 国産ドローン
などが注目を集めました。
また、IoTデバイスや衛星画像を活用した生育データの取得など、データ活用技術の広がりも印象的でした。大規模経営体だけでなく、幅広い農業者に応用可能な技術が増えています。
■ 展示会から見えた潮流
今回の展示会からは、
・実装フェーズへの移行
・価格競争の進展
・ データ活用の深化
といった流れが読み取れました。
スマート農業は特別なものではなく、「選び、組み合わせ、活かす」段階に入りました。
わくわくひょうご!スマート農業技術マッチングプラットフォームでは、こうした最新動向を踏まえ、地域農業に適した技術導入を引き続き支援してまいります。
(2026.2.20 (株)農社(事業受託企業)奥野)










