5月29日、光都農業改良普及センターと農家が協力し、上郡町において自動操舵による田植機作業試験が行われました。
従来の手動操作田植機作業と比較して、作業準備から田植終了までの作業時間、作業者の疲労度、直進性の精度についてデータ測定しました。
結果、自動操舵田植機は、水深の深いところをゆっくり作業したため手動操作田植機より植付作業時間を要しましたが、機械を止めずに苗補給ができることで、全体的に作業効率が良いことがわかりました。
作業者の疲労度について聞き取り調査を行ったところ、「まっすぐに植えること」を考えずに作業できたため「疲労を全く感じない」との回答が得られ、作業者の精神的負担が軽減されることがわかりました。
直進性については、ドローン空撮画像で条のズレ値を測定したところ、自動操舵では4.5~7.8cm、平均6.2cm、手動操舵では7.6~17.2cm、平均10.7cmとなりました。
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【普及現地情報】自動操舵による田植え作業の試験実施-西播磨地域
2023.08.07