西市の(農)別府東営農組合は、基幹作業オペレーターの減少に対応して、ドローンなどのスマート農機を積極的に導入しています。令和５年度に無人田植機を導入し、この度、加西市内の集落営農組織を対象に、実演会の開催を計画しました。

実演会は令和６年５月22日に集落内ほ場で開催され、集落営農組織関係者、ＪＡ、県関係者（農業技術センター、普及センター）、農機メーカーなど約30名の参加がありました。実演会では、まず農機メーカー担当者から無人田植機の機械の概要、大まかな操作方法の説明があり、実際のほ場で田植作業の自動運転を行いました。

無人田植機は、ほ場形状のマップ作成、苗の供給、外周の植え付けなど一部の作業を除いて、ほぼ全て自動運転で行いました。また、実演会で使用したほ場は、一部不整形であったにもかかわらず、植え付け精度が高く、きれいに苗を植えることができました。

実演会に参加した集落営農組織関係者からは、自動運転による田植作業精度の高さや仕上がりのきれいさ、肥料や苗の無駄がないことに感心した声が多く聞かれました。オペレーター数の減少が懸念される中で、誰でも正確に作業ができるメリットを感じた声も多く寄せられました。

無人田植機による田植作業